■ラヴズ・ボディ展

■東京都写真美術館、2010.10.02-12.05
http://syabi.com/contents/exhibition/index-340.html
■チラシのバッファローの岩から転げ落ちる写真をみて行ってみたら、思いも寄らないエイズ関連の企画展でした。 日本のエイズ罹患者が増加しているのにメディアは静かです。
それはエイズが普通の疾病なった、つまり同性者間感染比率が低くなったからでしょう。 今回の展示は90年以降のエイズに向き合った写真家の作品を集めています。
写真を前にするとエイズ感染者への偏見との格闘が少なからず発生します。 このような時は思考が狭まってしまい居心地が悪くなります。
やはり常日頃この問題を意識していくことが格闘から逃れる方法のようです。 作品より写真家がどういう問題背景で撮ったのか考えてしまう展示会でした。
同時開催の「二十世紀肖像」展にも入りましたが今年度の企画展に出した写真を再度寄せ集めただけで最悪でした。