■ゴッホ展、こうして私はゴッホになった

■国立新美術館,2010.10.1-12.20
■ゴッホの農民へのおもい、素描の訓練、パースペクティヴフレームや色彩理論書の展示から彼の研究意欲が伝わってきます。 「アイリス」の色落ち問題なども解説されていたので色を補ってこの作品を鑑賞しました。 比較の為でしょうか?他画家の作品が交互に並んでします。
副題「こうして私はゴッホになった」に沿う展示です。 ゴッホへの知識は増えますが、これは左脳で観る展示会です。 そして「アルルの寝室」の部屋まで再現してあります。 これはいくらなんでもやりすぎでしょう。
もはや絵画を無心で右脳で観る環境ではありません。 学芸員の善かれとした事が、度が過ぎて自己満足に陥ってしまったような展示会でした。
*館サイト、http://www.nact.jp/exhibition_special/2010/gogh/index.html