■MUCA展、バンクシーからカウズまで

■作家:バンクシー,オス・ジェメオス,ジェイアール,バリー・マッギー,スウーン,ヴィルズ,インベーダー,リチャード・ハンブルドン,カウズ,シェパード・フェアリー
■森アーツセンターギャラリー,2024.3.15-6.2
■ミュンヘンの美術館MUCAを初めて知る。 「U」はアーバンのこと。 ストリート・アートに永続性を付加するとアーバン・アートになるらしい。 その境界は微妙に動きそう。
バンクシーやカウズそしてJRは時々見かけるが、知らないアーティストも多く展示されています。 現代アーバン・アートが一望できる。 建物や道路、橋などの公共場所に描いていくがその手段が多彩で激しい。
コンクリートに描くヴィルズは爆薬を使う時もある。 リチャード・ハンブルドンのシャドウ・シリーズは強烈ですね。 ストリートのゴッド・ファーザーと呼ばれるだけある。 ところで「その椅子使ってますか?」は「ナイトホークス」のパロディですがバンクシーにしてはスピリットが直截過ぎる。 気に入ったのはシェパード・フェアリーです。 枯れた赤色を基調に20世紀激動期の政治を現代に甦らせているような作品が刺激的です。
世界のアーバン≒ストリートの動向が追える展示会でした。 MUCAの存在は心強い。
*テレビ朝日開局65周年記念展