■祈り・藤原新也 ■それぞれのふたり、萩原朔美と榎本了壱

*以下の□2展を観る。
■世田谷美術館,2022.11.26-
□祈り・藤原新也
■「インド放浪」に衝撃を受けた記憶が蘇る。 今みても褪せていない。 影響を受けてインド旅行にも行った。 「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」「病院で死にたくない、死は病ではないから」・・。
初めてみる後期作品も出展している。 「沖ノ島」は数年前に観たが、香港雨傘革命、福島原発事故、瀬戸内寂聴などなど。 また門司港の「少年の港」も新鮮だ。 「寿命とは切り花の限りある命のようなものだ」「死の終わりは定食でよい」・・。 後期作品も全てがインドに繋がっているようにみえた。
□それぞれのふたり,萩原朔美と榎本了壱
■二人が誰であるのか最初は分からなかった。 なんと天井桟敷の俳優であり演出・美術を担当していたのだ。 雑誌「ビックリハウス」にも関わっていたらしい。 展示を見ながら少しずつ蘇ってきた。 「高丘親王航海記」の書写が壁一面に貼ってある。 笠井叡演出の舞台を観ていたことも思い出す。
芝居は演出家の名前で観るので俳優やスタッフの多くを知らない。 きょうは藤原新也、萩原朔美、榎本了壱の3人が記憶の中をかき混ぜてくれた。 充実した時を持てた。
*「ブログ検索🔍」に入れる語句は、寺山修司 ・・検索結果は舞台系で41ブログ.