■建築家ピーエール・シャローとガラスの家

汐留ミュージアム,2014.7.26-10.13
■家具デザイナーのシャローは使い易さを第一に考えていたのね。 デスクなどは現代仕事机の原型にもみえる。 20歳からの10数年を英国家具会社で働いたから「独特な英国風」もある。 アールデコはたまたま時代の中で出会ったのよ。 
そしてミニマリズムへ。 金属を人間の骨のように作品の急所に使い機能重視にしたのもミニマルへの理由ね。 次に建築へ行くのは必然。 部屋のスケッチを見ても家具より部屋全体を意識している。 建築試験不合格でも諦めない!
ガラスの家をみた時ルーヴル美術館のピラミッドを思い出したわ。 部屋の中の明るさが素晴らしい。 日本の障子戸にもみえる。 でも何か気が抜けた感じね。 悪く言えば金属とガラスでできた入れ物ね。 1階診療所の延長と考えればこれでよいかもしれない。
*館サイト、http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140726/