■橋本コレクション指輪-神々の時代から現代まで、時を越える輝き-

■国立西洋美術館,2014.7.8-9.15
■指輪は小さい。 一つの作品を観るのに一人がやっとだ。 もちろん単眼鏡は持っていったが。 指輪は自分の手に取って微妙に動かしながらみるのがよい。 これができないから辛い。 
しかもダイアモンドは照明が強すぎる。 キラキラして見難い。 しかしどう転んでもダイアモンドは別格の感がある。 「指輪に美を求めたのは時代も後になってから」とあるが、第二章の「飾らない指輪」は面白い。 母の出産や子供のお守り、病気や災難の厄除けなど身につけるものだから現代でも理解できる。 第五章の「死と婚礼」も同じだ。 骸骨の指輪はどこのロックシンガーだっけ? 第七章の「モードと指輪」は国新美館のコスチュームへの対抗かな?
指輪の歴史を実物で俯瞰できて楽しかった。 照明を含め陳列方法はもっと検討する必要がある。
*館サイト、http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014ring.html