■栄西と建仁寺  ■世紀の日本画(後期)

■東京国立博物館・平成館、2014.3.25-5.18
「ようさい」と読むのが正解だと知った。 禅宗の展示会は硬い。 一般の人々が登場しないからだろう。 そこが浄土系とは違う。 当初は建仁寺が天台と密教を兼修する寺ということも知った。 尖った道元より柔軟性があるようだ。
やはり栄西と言えば茶である。 茶が生活を豊かにしてくれることには毎日感謝している。絵画は狩野山楽が目に付いた。 これだけの海北友松を観るのは初めてである。 禅宗は文化の最先端を走っていたことがよくわかる。 「大いなる心や」を持っていたからこそだろう。
世紀の日本画(後期)
■東京都美術館、2013.3.1-4.1
前期(*1)の続きである。 総入れ替えと聞いている。 十分堪能できた。
今回はしかし初めての作品で気に入ったのが無かった。 強いて挙げれば下田義寛「ペルシャ門」、吉村誠司「硝子を透して」かな。 「幻想の世界」の章は日本の絵画史に似合っているのかもしれない。