■フランシス・アリス展ーメキシコ編-  ■桂ゆき、ある寓話

■フランシス・アリス展-メキシコ編-
■東京都現代美術館,2013.4.6-6.9
どの作品も嫌味が無くてサラッとした感じね。 とてもいいわ。 質の良いロードムービのスケルトンをみているようね。 だからメキシコシティを遊歩している感じがあるの。 記憶に残った作品は「実践のパラドクス1」「再演」「愛国者たちの物語」。
「貧困地域での芸術活動は必ず搾取になる・・」。 厳しい言葉ね。 「野良犬のようだ」と評論家が言っていたけど、厳しい言葉の実践かもね。 第二期「ジブラルタル海峡」も待ち遠しいわ。
桂ゆき,ある寓話
枯れ草色は子供時代の近所の風景の色かな? 100年前は都心でも落葉樹林にかこまれていたからね。 戦争を挟んでも彼女はとても自由にみえる。
描いた新聞紙が多いけどなぜ本物を使わなかったのかしら? コルクや布は使ったのに。 もし使っていたら社会との距離が違ったはずよ。 自由なようで日本社会の慣習から飛び出るあと一歩のところで留まっていたのかしら?