■マリオ・ジャコメッリ写真展  ■写真のエステ  ■日本写真の1968

■東京都写真美術館、2013.3.23-5.12
ふつうは原色が想像できるけど、彼の写真はそれを許さない。 黒と白にすべてが凝縮しているからよ。 この集中が自ずと構成に対しても敏感になっている。 だから神学生たちは演技かもしれない。
それにしても老人たちの肉体と表情には唸ってしまう。 「善き大地」でやっと色が想像できるようになったわ。 後期作品は衰えがみえる。 というか黒白が強烈すぎて前に進めないのよ。
写真のエステ、2013.5.11-7.7
去年のコレクション展はテーマと内容がはっきりしていた。 今年のエステはわかりにくいわね。 エステの意味は美学より感性が合っているんじゃない? それは絵画ではなく写真だから。
光・反映・表層・喪失感・参照。 言葉から出発しているからどうにでもなる内容かもね。 引用も多いし。 でも作品を別の角度から論じるので新しい発見もあるとおもうの。 期待したいわ。
日本写真の1968、2013.5.11-7.15
会場は混乱しているんじゃない? 館にある68年前後の写真をすべてを展示しているような感じね。 いままでの企画展の断片があちこちにみえる。 企画展のコラージュだわ。 もっと作品を絞ってちょうだい!