■世界報道写真展2012  ■デヴィッド・リンチ展  ■安世鴻写真展

■東京都写真美術館,2012.6.9-8.5
■世界をみると東日本大震災はあったが衝撃的なニュースはいつもより少ない。 このため社会・日常部門の作品が記憶に残る。 アルゼンチンのアルツハイマの世話やウクライナの娼婦、アフガニスタンの新人警官や児童結婚などなど。 作品の隅々までじっとみていると世界の日常生活が日本と直結しているのが迫ってくる。 地球があまりにも狭すぎるという恐ろしさがある。
「世界報道写真展2011」
■デヴィッド・リンチ展
■ヒカリエ・8/アートギャラリ,2012.6.27-7.23
■恵比寿からの帰り、気になったので渋谷に立ち寄る。 映画監督の絵と言えば黒澤明の絵コンテくらいしか知らない。 リンチは黒の水彩画が多いようだがサッサッと軽く描くところが映画監督の特徴のようだ。
挨拶のビデオがあったがこれが一番おもしろかった。 数十秒の長さだが「インランド・エンパイア」を思い出してしまった。 ということで次なる作品を早く作ってくれ!
*館サイト、http://www.hikarie8.com/artgallery/2012/04/post-1.shtml
■安世鴻写真展
■ニコンサロン,2012.6.26-7.9
■渋谷から新宿に向かう。 ニュース報道があった為か場内はとても混雑している。 タイトルは「中国に残された朝鮮人元日本軍「慰安婦」の女性たち」である。
写真は80枚くらい。 多くは90歳に近いお婆さん達で表情は穏やかである。 しかし解説が一つもない。 報道写真展と同じように十分な解説がほしい。
政治的作品は右でも左でもどんどん開催してくれ。 観たい奴は観に行けばよい。 嫌なら行かなければよいのだ。 今回のニコンは見苦しい対応だった。 
*館サイト、http://www.nikon-image.com/activity/salon/schedule/back/201206.html