■カンディンスキーと青騎士

■三菱一号館美術館、2010.11.23-2011.2.6
http://mimt.jp/aokishi/index.html
■カンディンスキの1908年以降の作品はそれ迄とは画風が大きく違っているわ。 ムルナウに移り住んだこともあるけど、ペインティングナイフから離れ絵筆の広がりを得たのも理由の一つのようね。
抽象前夜の1908年からの2年の作品が10点ほど飾ってある3階大広間は、色と構成の饗宴で素晴らしの一言ね。 「塔のある風景」「私の食堂」「虹の見える風景」「ムルナウ近郊の鉄道」「まっすぐな道」・・は長く観てても飽きないわ。
1910年からの抽象画は「秋のための習作」「冬のための習作」「コンポジションⅦのための習作」の3点が最高。 脳が観る喜びで一杯になるわ。  すべて習作だけどね。 でも1913年迄の作品で展示はおしまい。
後期作品が無くて中途半端だったけど、しかし満足感は十分よ。