■手塚雄二

■横浜・そごう美術館、2010.10.23-11.28
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/10/1023_tezuka/index.html
■会場に入ったとたん手塚雄二は描くことが好きではない、と直感しました。 努力して好きになろうとしている結果の絵です。 近寄って木の葉や岩の塗りをみると唸らせるものがありますが、作品は観る者に残るものを何も与えません。
そして「覇徒」の鳩や小作品の蜘蛛や蟷螂は生きている生物には見えません。 これらは画家の戦略なのでしょうか? 凡庸な対象を積極的に選んでいるのですから何かあるとは思いますが・・。 後期作品「風宴」「千の滝」「晩夏」は気に入りました。