■佐藤雅彦展、新しいx(作り方+分かり方) ■コレクション展
*以下の□2展示を観る. ■横浜美術館,2025.6.28-11.3 □佐藤雅彦展 ■「だんご三兄弟」「ピタゴラススイッチ」やテレビコマーシャルは知っていたが、この展示会で作品の<作り方>が見えてきた。 そこに佐藤雅彦の創作力が働いていたのだ。 そう、雑誌ユリイカ先月号も「佐藤雅彦」特集だった。 コラボも功を奏したらしく会場は混んでいた。 ・・佐藤雅彦は広告から入り方法論を確立していく。 「ルール」「トーン」を編み出し「リップシンクロ」「構造」「現地」「小世界」などに適用していく。 「ハッキング手法」や「連載宙吊り広告」などが面白い。 しかし広告から次第に離れることになる。 彼は教育世界を目指しているらしい。 このため新たな手法を取り込んでいく。 先ずは基礎数学や情報処理から、例えばアルゴリズムで現実を「捨象」し世界を再現し、また材料科学を対象の具現化に役立てようとしている。 同時に認知科学に近づき心理や身体を検討する。 これらを融合させ新たな教育材料を創り出していく・・。 会場は子連れ親子が目立った。 作品そのものは子供向けが多い。 しかし内容は大学生向けだろう。 教育者の目を意識する展示内容だ。 もちろん教育を越えて誰でも楽しめる。 *横浜美術館リニューアルオープン記念展 *美術館、 https://yokohama.art.museum/exhibition/202506_satomasahiko/ □コレクション展 ■作家:サルバドール・ダリ,ポール・セザンヌ,奈良原一高,ルネ・マグリット,ロバート・キャパ他 ■横浜美術館は5年ぶりだ。 美術館後方に新しい高層ビルが建っていた。 リニューアルしたらしいが場内は目立った変化は無い。 コレクション展を観る。 館所蔵の絵画と写真が交互に並べてある。 ダリに会うのは久しぶりか・・。 戸田沙也加「沈黙と花」も一室を占めている。 奈良原一高「Blue Yokohama」は嬉しい特集だった。 *美術館、 https://yokohama.art.museum/exhibition/202506_collection/