■パリ・オペラ座、響き合う芸術の殿堂

■アーティゾン美術館,2022.11.5-23.2.5
■「新章パリ・オペラ座、特別なシーズンの始まり」を見逃してしまった。 でも映画はいつか観ることができる。
それにしてもこの美術展は分かり難いわね。 解説の文字数が半端でない、17世紀から21世紀迄の400年間を詰め込んでいるの、しかもオペラ座は複雑な歴史を背負っているからよ。
取っ付き難い理由はもう一つある。 それは美術展というより資料展と言ってよい。 250作品の多くは美術品だがパリ・フランス国立図書館から借りてきたものだから。 展示も解説も図書館的になってしまった。
もちろんバレエとオペラには日々接していないとツマラナイはず。 それでも知らない舞台作品は多い。 スタッフの役割、衣装の変遷、バレエとオペラの区分け等々ある程度は掴むことができる。
オペラ座の上演形態が特殊なためR・ワーグナーもS・ディアギレフも苦労したことが書いてあった。 外国の作曲家はそれを乗り越えてオペラ座での地位を獲得していったのね。 面白い話はいくらでも探せる。 でも草臥れた展示だった。