■京都・智積院の名宝

■サントリー美術館,2022.11.30-23.1.22
■京都旅行では智積院に寄ったことがなかった。 ということで六本木の智積院展に足を運んだ。 やはり長谷川派が目当てだ。 2章「桃山絵画の精華、長谷川派の障壁画」では等伯が4枚、息子久蔵が1枚、他1枚の計6枚がズラッと並んでいる。 壮観だ。 等伯では「楓図」が一番かな。 それと長谷川派「雪松図」がリズムの良さで気に入る。 しかし思っていた以上にくすんでいる。 写真とは比べ物にならない。 照明も絞っている。 ちょっと残念な気分だ。 修復すればずっと良くなるだろう。
当院は近代画家との縁もあるらしい。 土田麦僊や堂本印象の作品も展示してある。 堂本の「婦女喫茶図」「松桜柳図」はシッカリしていて長谷川派に負けていない。 現場に似合っているはずだ。
多くの人物像や名宝も展示されていて院の全体像が見えてきた。 しかし現地へ行って観ないと良さがわからない。 京都へ行きたくなってきた。