■DOMANI明日展、百年まえから百年あとへ

■国立新美術館,2022.11.19-23.1.29
■2年ぶりの本展は10名の作家が登場します。 中堅が4名含まれている。 そのためか充実した内容でした。
絵画系では小金沢健人のドローイング作品が面白い。 重ねた紙をずらしながら色鉛筆を塗っていく。 W・カンディンスキー風の構成・色彩です。 紙と紙の境に見えない直線が在る。 構造の強さがみえる。 丸山直文は水の上に描いていく・・? 抽象風景や田圃をみていると牛島憲之を思い出させてくれます。
彫刻系では、伊藤誠のどこかユーモアのある、谷中佑輔の手首や足首を繋げ器官に訴えてくる、北川太郎のいかにも手で考えている、これらの作品は見て触れることで身体が喜びます。
写真系の石塚元太良の青い氷河はインパクトがありますね。 そして近藤聡乃のニューヨーク生活は世界に繋がっていることが分かる。 今年最後の美術展だが期待以上に楽しく観ることができました。