■フェルメールと17世紀オランダ絵画展

■東京都美術館,2022.1.22-4.3
■「窓辺で手紙を読む女」をじっくり観てきたわよ。 修復前は・・、静けさがあり手紙を読むには最適な空間だった。 女と手紙に集中できた。 修復後は・・、ざわめきが感じられる。 このため手紙以外のことがよぎる。 でも作品に安定感が増し完成度が高くなった。
修復後の方が気に入ったが修復前が好きな人もいるはずよ。 修正した人の意図はレンブラントに近づける為だけではなかったと思う。
「欺瞞や良心の欠如に打ち勝つのは誠実な愛のみである」。 描かれたキューピットの寓意らしい。 これで説明が増えて作品が騒がしくなったのね。 手前の果物がとても輝いていたのも目に残る。 周辺も清掃されたのかしら? うん、上野に足を運んだ甲斐があった!
他の70点も初めて観る作品が多い。 満足度の高い展示だった。 小さい肖像画が多いから単眼鏡を持っていると安心。
*ドレスデン国立古典絵画館所蔵展
*「ブログ検索」に入れる語句は、フェルメール  ・・検索結果は7展。