■ダブルファンタジー、ジョン&ヨーコ

■ソニーミュージック六本木ミュージアム,2020.10.9-2021.1.11
■会場は活気が無い。 ビートルズ4人が揃わない為かな? ジョン・レノンとオノ・ヨーコの出会いはよく語られる。 あの「YES」だ。 展示はそのあたりから始まる。
フルクサス系のヨーコの作品は(観客の)好みが激しくでる。 ジョンの芸術表現と似ているところがある。 二人は似た者同士だ。 顔も似ている。 そして実両親に育てられなかったジョンはヨーコの姉さん女房振舞いにすっかりイカレテしまったのではないだろうか? 「僕がそれまでずっと抑制していたイカレタ部分を引き出してくれた」とジョン自身も言っている。
会場は高校の文化祭のようだ。 ギターやベッドも置いてあるが会場は文字が多い。 二人の作品や行動は意味を重視している。 これを言葉に置き換えた為だろう。 その中でビデオは初めてのものが多くて楽しい。 20本以上はあった。 数分の長さが多いので残さず観てしまった。
ベトナム反戦の「ベッド・イン」以降はより過激な運動に二人は深入りしていく。 しかしヨーコは強い。 多くの非難中傷に耐えるどころか逆に社会へ立ち向かっている。 会場はこの頃のビデオが1本も無い(?)。 エルトン・ジョンとの共演など沢山有るはずだが。
終章近くにジョンのグリーンカードが展示されていた。 FBI監視や米国入国禁止などを経験してきた二人の喜ぶ姿がみえるようだ。 この愛と激動の70年代を乗り越えた矢先に彼は凶弾に倒れてしまった! 無念だったろう。
*展示会サイト、https://doublefantasy.co.jp/
*「ブログ検索」に入れる語句は、 ジョン・レノン、 オノ・ヨーコ
*2020.12.28追記・・録画しておいた下記の2本を観る。
 □オノ・ヨーコ&ショーン・レノン
 ■NHK2020.12.23(2017.8作成)
 ■オノ・ヨーコの出自は聞いてはいたが,この番組では彼女の兄弟従兄も登場し祖父母まで遡り家系を調べている. 興味あるファミリーヒストリーだ.
 □イマジンは生きている ジョンとヨーコからのメッセージ
 ■NHK2020.11.21
 ■「ダブル・ファンタジー展」を肉付けする内容である. 展示会の深みが増した.