■メルセデス・ベンツ、アート・スコープ2018-2020

■作家:久門剛史,ハリス.エパミノンダ,小泉明郎
■原美術館,2020.7.23-9.6
■日独アート交流招聘作家3名の展示会。 コロナで窓を開けているので蝉の声の中を観て回るようになる。 作品数は5点前後で控えめな感じがする。 どこに作品があるのか迷う室もある。 館と周囲と作品が混ざり合った展示だ。
気に入ったのは久門剛史の「Resume」。 部屋中にキャンバスを裏返して壁に立て掛けている作品だが絵具の色が白壁に微かに映っている。 開店休業のギャラリーのようだ。 気を吐いているのが小泉明郎だ。 「抗夢」はサーチライトを回しながら忙しい台詞で追い立ててくる。
しかし館全体は湿りのある梅雨空に囲まれて何とも言えないゆっくりとした時間が流れていた。