■ブタペスト、ヨーロッパとハンガリーの美術400年

■国立新美術館,2019.12.4-2020.3.16
■ハンガリー主要美術館の来日は25年ぶりらしい。 つまり四半世紀に一度で十分ということかな? コスパを考えれば実際そう思う。 「ハンガリー文化センター」の開業を知ったが東欧のニュースは近頃はまず聞かない。 ソビエト崩壊の1991年に行った時は活気があったが今はどうなのだろう? 以降ハンガリーの興味は薄れてしまった。
ドイツやイタリアなど他国作品を最初に持ってくるのは止むを得ない。 場内をみてもハンガリー美術はこれらの国の後追いにみえる。 でも19世紀以降のハンガリー作家は結構楽しめた。 マルコ・カーロイ「漁師たち」が気に入る。 ヴァサリ・ヤーノシュ「黄金時代」をみて何故かハンガリー的だと思ってしまった。 「赤ワインを飲む父と伯父」の二人の表情が今のハンガリーの姿かもしれない。 もう一度東欧へ行く気を起こさせてくれ!
*ブタペスト国立西洋美術館&ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵
*日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念
*館サイト、https://www.nact.jp/exhibition_special/2019/budapest2019/