■ル・コルビュジエー絵画から建築へ、ピュリスムの時代ー

■国立西洋美術館,2019.2.19-5.19
■この美術館はコルビュジエの絵画と建築をどうしても繋げたいのね。 今回やっとそれを叶えた感じかな。 でもピュリスムを介すると誰でも繋がってしまう(ようにみえる)。 コルビュジエの肝心要の繋がり方はやはり分からない。
その中で「レアの主題による習作」「レア」(1931頃)は彼の生命への拘りがみえて面白い。 彼の建築表面には生物の匂いがない。 その拘りが背後に隠れているから味があるのかも。 でも彼の生命観が現代生物学の延長線上に有るから余計にわかり難い。
彼らピュリストに近いのはフエルナン・レジェだとおもう。 でもレジェの構造の力は弱い。 パブロ・ピカソとフアン・グリスの作品が並べられていたがピカソにもその限界が感じ取れる。 コルビュジエはキュビズムとは一線を画している。 彼はキュビズムを評価したけど内心はどうかしら? 今回はピュリスムの切り口で沢山の絵を観ることができたのは最高ね。
*館サイト、http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2019lecorbusier.html
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