■ブルーノ・ムナーリ、役に立たない機械をつくった男

■世田谷美術館,2018.11.17-2019.1.27
■「プロローグ」始めに展示されている1930年代前半の油彩と水彩画を見てビビッときました。 脳味噌に届く鋭い何かを持っています。 次のシルクスクリーン作品群「陰と陽」も裏切らない。 タイトル名の「絵はあらゆる箇所が生きている」通りです。 「子どもはすべての感覚で世界を認識している」章の多くの作品は視覚と触覚の統合がなされている。 そして絵の「あらゆる箇所」と子供の「すべての感覚」が繋がっている。 しかもどれも明晰簡明です。 「作品は無限の変化の一つとして出現する」で木の葉や枝のスタンプをペタペタ押して絵を作るのは子供も喜ぶはずです。 「どれほど多くの人が月を見て人間の顔を連想するか」で人間の核心である顔を論じて終章になる。 嬉しい作品ばかりでした。 できることならブルーノ・ムナーリに一度会ってみたいですね。
*館サイト、https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00191
■アフリカ現代美術コレクションのすべて
■「床屋の看板」は面白い。 一人ひとりの髪型がいいですね。 それと「私の世界、あなたの世界」の鉄に色を塗った人物立像3点組がアフリカの強さと明るさを表現していました。
*館サイト、https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection/detail.php?id=col00102
■追悼-保田春彦
■力強い裸婦デッサンが気に入りました。
*館サイト、https://www.setagayaartmuseum.or.jp/document/YASUDAlist.pdf