■ゴッホ展、巡りゆく日本の夢

■東京都美術館,2017.10.24-2018.1.8
■西洋美術館「北斎」から都美術館「ゴッホ」へ行く。 会場構成がどちらも似ていますね。 ゴッホの日本びいきは並みでないことが分かる。 浮世絵がズラリと並んでいますがサラッと流してゴッホをジックリと観て回りました。 初めて見る作品も何枚かあり充実しています。
そして5章の「日本人のファン・ゴッホ巡礼」は面白い。 副題の意味もここへ来て理解できました。 書簡や書籍、映像でまとめてあり当時の日本人のゴッホ墓参の様子が分かる。 この章はサブライズだと思います。 北斎から続く一方的な日本礼賛を一先ず脇に置いて「交差」させたからです。 交流の楽しさが伝わってきます。 副題の通り、両者の巡り合う接点を作ることが企画を面白くする方法のようです。
*館サイト、https://www.tobikan.jp/exhibition/2017_goghandjapan.html