■アンディ・ウォーホル展-永遠の15分-

■森美術館,2014.2.1-5.6
「人が死ぬなんて思えない。 ちょっとデパートに行くようなものだ」。 聖母マリア像や十字架で荘厳なウォーホルの自室写真とこの言葉の差異には戸惑ってしまいます。 ウォーホルは裏を持っている人ですね。
「チェルシー・ガールズ」の日常の倦怠と過激、ある種の恍惚が入り混じった作品でウォーホルの虜になってしまったのですが、やはり60年代がピークにみえます。
作家を消し去る作品から芸術と日常生活は同列だということをウォーホルから教えてもらいました。 1枚2万5千ドルの注文肖像画を1千点も受注したビジネスもこの延長線上の行為でしょう。 芸術至上主義からの独特な解放感があります。
*館サイト、http://www.mori.art.museum/contents/andy_warhol/