■ラファエル前派展-テート美術館の至宝-

森アーツセンターギャラリ,2014.1.25-4.6
写真やテレビでみるのとは大違いです。 「オフィーリア」もその一つでした。 周囲の草木、水の流れにもオフィーリアを感じます。 精緻に描かれているのは確かですが、それ以上の何ものかが草木や水に存在しているようにみえます。
シェイクスピアに題材を取った作品が多いのですが、演劇とはまた違う物語性を確かに持っています。 特にミレイは再発見と言ってもよいでしょう。
前派から唯美主義や象徴主義への歴史の流れもよくわかりました。 三菱美術館で開催している「唯美主義」はディテールを掻き回し過ぎているようにみえます。 ですから先にこの前派展を観るのが順序ですね。
*展示会サイト、http://prb2014.jp/