■世紀の日本画(前期)

■東京都美術館、2014.1.25-2.25
初めて観る作品で、且つ海馬に残ったものは・・
「古陽」(福井爽人)・・仏の神秘的なニヤケがとてもいい。 反して犬の笑いに深みが無くて仏と合わない。 犬は笑うことができる。 ウチの犬も年1、2回笑うが、これを上手く表現できたら最高だろう。
・「洛北修学院村」(速水御舟)、「浅間山」(田中青坪)・・前者は速水御舟が群青中毒にかかっているときの作品らしい。 植物の青で息苦しくなる。 その横に「浅間山」が掛かっているが高原の爽やかさが清々しい。 この二点の差異が面白い。
・「婉膩水韻」(中村岳陵)・・少女漫画をみているようである。 展示の中では異色の一点である。・「神々とファラオ」(岩下英遠)・・今回は安田靫彦が5点もあり十分に堪能したが、岩下英遠は安田の弟子らしい。 なるほど親分に似るものだと感心した。 他にもあるが長くなるので止める。