■BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展

■東京オペラシティアートギャラリー,2012.4.13-9.2
■ビート・タケシの映画は一目置くが絵は上手いとはいえない。 やはりペンキ屋のせがれである。 今回はパリで開催した展示会の再現らしい。 彼好みの方法で日本を紹介をしている作品が多い。 だからこの日本で開催すると少しズレている感じだ。
1994年のバイク事故のリハビリとして絵を描くようになったとタケシは言っている。 これだから絵より魚の模型だとかビデオの方が面白い。 しかしコメディアンにもかかわらず色々な肩書きを持っていて凄い人だとあらためて納得する。
ここはいつも二階で収蔵品展を同時に開催している。 今回は「船越保武展」が開かれていたが30点近いブロンズ像に感動してしまった。 カトリック女教徒が多いが信仰の関心と無関心の両方が表現されていてなんともいえない感情が沸き起こってくる。
船越保武とビート・タケシは水と油だが離れすぎると逆に違和感が無くなるから面白い。
*館サイト、http://www.operacity.jp/ag/exh141/