■ルドゥーテ「美花選」展

■BUNKAMURAザ・ミュージアム、2011.5.29-7.3
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/11_redoute/index.html
■精密な造花のような感じがしていたけど、その理由がわかったの。 それは銅版画だからよ。 「自然美と人工美のバランス」とあったけど少しばかり人工美に傾いているようね。
葉の細長いユリ科より葉が丸くて背の低い草花のほうが可愛げが出てるわ。 そして花弁は沢山より少ない方がが素的よ。 蝶の描かれている作品が数枚あったけど昆虫は下手ね。 そして苺・梨・林檎・李・白葡萄・・・果物は不味そうで食べられないわ。
ルドゥーテを観ながら、数年前の牧野富太郎展の時は何に感動したのか?を思いだそうとしたの・・。 多分それは、生物が持っているある種のリアルさから来る感動だったとおもう。 というのは残念ながら今日の展示会ではその感動がなかったから。
でもヨーロッパの花以外に「東洋への憧れ」「エキゾチックな植物」やキャプテン・クックに絡む「バンクス花譜集」なども展示されていて楽しかったわ。