■文化庁メディア芸術祭、期待と興奮の12日間

■国立新美術館、2011.2.2-13
http://plaza.bunka.go.jp/
■仕事でいつもパソコンを覗きこんでいるから遊びの時くらいは画面を見たくない。 しかし作品の多くはこれだ。 受賞作は他人とはほんの少し違うアイデアで決まる。 ニッチ(すき間)を探せるかだ。 二千点の応募があるのも受賞が夢ではないから。
アート部門の「10番目の感傷」は模型電車に豆電球を乗せ影絵を楽しむレトロな感覚な時代錯誤のある作品だ。 「NIGHT LESS」はGOOGLEストリートヴィューだけを編集した映画。 まさしく21世紀のロードムービー(?)。
エンターテインメント部門はTWITTERやWEBを利用した作品が多い。 アニメ部門は「フミコの告白」と「THE WONDER HOSPITAL」を観たが面白いとは言えない。 マンガ部門は立ち読みができるようになっていたが手に取る力が残っていなかった。
受賞約100作品が展示されてあったが、ほんの一部を見るだけで丸一日かかってしまった。 電子技術の発達、ソフトウェアの複雑さだけではもはや驚かくなってしまった。 これらは芸術とは言わず、もはや日常生活の風景として必要時に取り込むことでよいとおもう。