■倉俣史朗とエットレ・ソットサス展、夢見る人が夢見たデザイン

■2121デザインサイト,2011.2.2-5.8
■バラの造花をアクリル樹脂で包んだ椅子をパリで展示したい! 日本で展示しても目立たないわ。 その理由はとても日本的な作品だから。 白の大理石?に宝石を散りばめたような机、TOKYO,KYOTOは素敵滅法の一言ね。
でも素材が脆いので形が崩れていくような感じがするの。 そして重力を嫌う作品ばかり。 だから死の匂いがしないのよ。 A・タルコフスキーの映画を話題にしてるけどS・キューブリックの方がお似合いね。
倉俣に比べてソットサスは現実から出発しているようね。 オリベッティのバレンタインが彼のデザインだと知って嬉しいわ。 先日観た「ハートビート展」でのA・ギンズバーグと同人雑誌を出しているの。 人的ネットワークは凄いわ。 さすがメンフィス・グループね。 上手く言えないけど倉俣はプラトン的でソットサスはアリストテレス的よ。 でも視線は同じ方向のようね。 展示方法は素直だったから少し物足りなかったけど・・。
*美術館、http://www.2121designsight.jp/program/krst/index.html#top