■ザ・ローリング・ストーンズ展

■TOC五反田メッセ,2019.3.15-5.6
■ビートルズを初めて聴いた時、メンバーが演奏と歌唱を同時に受け持つこと、かつ詞と曲の多くが自作ということに驚いたのを覚えている。 ストーンズはまだ知らなかった。 情報源のラジオはビートルズが席巻していたからである。 ・・それはクラスメイトに薦められた「テル・ミー」が最初だった。 シンプルでワイルドなこの曲が気に入りローリング・ストーンズの名をこのときに知った。 しかし当時はストーンズが不良に見えたのは言うまでもない。 
1960年代ツアーの映像はとても懐かしい。 すべてが手作りで良き不良だ。 これが70年に入ると変わっていった。 「・・数千数万の観客の前でボロは着れない」(ミック)と。 ストーンズがより強くなれたのはバンドが持っている「結束力」だろう。 会場の至る所でこの力に出会える。
使用したギターがギラリと並んでいる光景は壮観だ。 それは衣装にも言える。 「レコーディングは実験だ!」(キース)。 創作の楽しさが伝わってくる。 自筆の日記や作詞をみると想像が膨らむ。 会場を出て振り返ると4人が笑っていた。 ちなみに好きな曲ベスト3は「ハート・オブ・ストーン」「ダンデライオン」「アンジー」。
*FASHION PRESSサイト、https://www.fashion-press.net/news/46794