■アスリート展、ATHLETE

■ディレクタ:為末大,緒方嘉人,菅俊一
■21_21DESIGN SIGHT,2017.2.17-6.4
■想像し難い内容ですね。 でもディレクターズ・メッセージを読んで分かりました。 「少しだけ細かなことに気付く」ことがアスリートの条件らしい。 それは身体と環境の感じ方や捉え方や適用の仕方を考えることです。
観客は気付きの測定に参加できるようになっている。 たとえば巻尺を引っ張り出して指定された長さを瞬時に出せるか? 身体重心を長く不動にしていられるか? スプーンで卓球ボールを時間内で決められた場所に置けるか? ・・。 測定をしながら自身の身体を考え直すことができます。 アスリートについて想像力を働かせるようにもなる。
アスリートの言葉も面白い。 「縫いぐるみを抱くようにしてジャンプする」(フィギュアスケート)。 「頭から引っ張られているように泳ぐ」(水泳)。 「身体を棒にする」(陸上、ラグビー)。 「熱いフライバンの上にいると思って走る」(陸上短距離)。 「左手は目の前の窓を開ける・・」(陸上)。 アスリートが何を感じ取っているのか少し分かりました。
*館サイト、http://www.2121designsight.jp/program/athlete/