■レオナルド・ダ・ヴィンチ、美と知の迷宮

■監督:L・ルチーニ,N・マラスピーナ
■川崎アートセンタ,2017.3.11-24(2015年作品)
■美術史家や建築家が登場して解説をするがその時のカメラワークが酷い。 解説者を細かいカットや煩雑なクローズアップでこれでもかと撮影する。 解説者こそが主人公だと言っているようにみえます。
そして俳優がダヴィンチやラファエロ、サライに扮して登場するがこれも大袈裟な演技ですね。 ドキュメンタリとドラマの境界を混乱させています。 しかも日本語吹き替えだとは知らなかった。 レオナルドの声を聞いてイメージが崩れてしまった。
そして焦点が飛び放題でレオナルドを摘み食いしているような構成です。 「永遠の謎が明らかになる」どころか何が謎なのかまとめきれていません。 でも面白い作品解説もあったのでなんとか観ることができました。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ,天才の挑戦」(江戸東京博物館,2016年)
*作品サイト、http://davinci-in-labyrinth.com/