■ヴァン・ゴッホ-最期の70日-

■監督:M・ピアラ,出演:J・デュドロン
■(フランス,1991年作品)
■画家を主人公にした映画はつまらない。 当たり前ですが、画家とその作品を結び付けることはできない。 昨日観た「カラヴァッジョ」と同じです。 しかもヌーベルヴァーグ時代の駄作をみている感じです。 ゴッホに監督が縛られてしまったのかもしれません。
1890年、オヴェール時代のゴッホを描いています。 他画家ではセザンヌの言及が多い。 「オーヴェルの首吊りの家」は二度も話題に上ります。 それと水の描き方です。 「セザンヌの水は厚紙のようだ」と言っています。 ゴッホも水を描くのは好きではなかったのですね。
彼は精神を病んでいたと聞いていましたがよく分かりません。 むしろ当時のオヴェールやパリの人間関係や生活風景がわかります。 上演時間160分は長すぎます。
*作品サイト、http://www.zaziefilms.com/pialat/films_introduction.html