■五線譜に描いた夢-日本近代音楽の150年-

東京オペラシティアートギャラリ、2013.10.11-12.23
副題の150年をわかり易く展示しています。 章ごとの映像コーナーを全て見ると新書を一冊読んだ気分になります。
米国軍楽隊のヤンキードゥードルをそして讃美歌を聞いた時の幕末時代の驚きが目に浮かびます。 日本人が初めて出会った西洋音楽は軍楽と讃美歌とのこと。 「むすんでひらいて」「オタマジャクシはかえるのこ」が讃美歌とは知りませんでした。
「幕末から明治」の西洋音楽の取り込み方や「大正モダニズム」「戦争と音楽」の時代との関係が面白いですね。 「戦後から21世紀」は同時代のためかまとまっていません。
絵画を観るのとは違って資料等を見聞きするので最低でも二時間は必要です。 でも費やした時間に比例して充実感が増していく展示会です。