■植田正治のつくりかた

東京ステーションギャラリ、2013.10.12-2014.1.5
「当時はみんなアマチュアだった・・」と解説にありましたが、彼の作品はいつまで経ってもアマチュアの匂いがあります。 芸術写真から新興写真を受け入れ、そして演出写真への方向性は時代の流れに一致していたはずです。
でも単色の面白い初期作品をカラーにすると芸術性が飛散してしまったり、「砂丘モード」の商品写真も演出に進歩がありません
そして写真俳句や90年以降のカラー作品「花を視る」「不公平の法則」で画題に凝るところなどはアマチュアそのものです。 今でも砂丘でウロウロしているのが目にみえます。 古き良きアマチュアの時代が漂っていた展示会です。