■中村好文展・小屋においでよ

■ギャラリー間、2013.4.17-6.22
「森の生活」の引用「死ぬときになって自分が生きていなかったことを発見するようなはめに陥りたくない・・」。 納得いく小屋を作ってそこに住むこと。 この引用から逃げる一つの答えである。 会場入口ではもちろん大先輩鴨長明が出迎えてくれる。
堀江謙一のヨットの内部は漆のように赤みがかっている。 精神的肉体的に落ち着いて<ハイ>になれる色だとおもう。
実物のHANEM HUTが中庭に建てられている。 線と管の無い家(=電気・水道・ガス・通信が無い)である。 台所・トイレ・シャワはある。 部屋の本棚をみると、映画関係は小津安二郎とA・ヒッチコック、伊丹十三・・。 小屋的にみえないが。
人間大の小さな建物をみていると必要なモノは何かが明確に見えてくる。 そして自然の中で小動物のように生活する楽しさを想像できる。