■会田誠展・天才でごめんなさい

■森美術館、2012.11.17-2013.3.31
外国語ができないことを作品に取り込んで、しかもとても気にしているところが面白い。 「判断力批判」や「存在と無」も同じだ。  このノリで政治や歴史も作品にしてしまった。 これこそ彼が日本社会の縮図と言われている由縁である。 作品は二の次である。
というよりこのような作品は今の日本にどこにでも散らばっているから。 しかし絵画はなかなかである。 「ジューサミキサー」や「灰色の山」などが展示されていた部屋の作品群は面白い。 この部屋があったから個展が成り立っているといってよい。