■琳派芸術2

出光美術館,2012.10.27-12.16
どうしても酒井抱一と尾形光琳を比較したいようね。 だったらこれでどうかしら?
「風神雷神図屏風」・・・・酒井抱一の勝ち
「八ツ橋図屏風」・・・・・・尾形光琳の勝ち
光琳の風神は鬼が縮こまっていて躍動感がない。 抱一は雲までも飛び散る動きが有り面白さも抜群よ。 八橋図の抱一は橋に余剰感がある。 花より橋を描いたみたい。 花の数が少ないのも理由の一つかもね。
「十二ヶ月花鳥図貼付屏風」は自然を切り取って意識的に半自然状態にした不安定さがあるわ。 観ていても落ち着かない。 何かが余分か何かが欠けているか、から来るの。 この感じが抱一の面白さかもね。