■フェリックス・ティオリェ写真展

■世田谷美術館
■写真はディテールを舐めるようにして見てしまうことだ。 なぜならそこにリアルな形跡があるから。 そこから作品の物語を読み、最後は自分の物語まで行きつくのだ。 ここが絵画と違うところだと思う。
しかしフェリックスの作品を見ても物語を上手く構築できない。 彼は写真家としては素人だからだ。 これはと思うのが数枚あるがたまたま上手く取れただけのことだ。 砧公園の新緑の中を歩いたことをプラスすれば、しかし最高の散歩だった。