■フェルメールとレンブラント、17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち

■森アーツセンターギャラリ,2016.1.14-3.31
■内容からみて副題のほうが似合っています。 チラシをみてもどちらが展示会名なのかわからない。 主催者も悩んだのでしょう。
オランダ黄金時代の「幕開け」から「風景画」「建築画」「海洋画」「静物画」「肖像画」「風俗画」を経て「レンブラント派」と「終焉」の章に分かれています。 画の種類が増えたのはプロテスタントが定番の「歴史画」を嫌がった為のようです。 しかも裕福な市民がいろいろな絵を日常に取り入れた。 作品にゆったりと流れる時間と落ち着いた空間を感じるのは市民の余裕から来ているのでしょう。 「牛と羊飼いの少年・・」の牛がカバのように丸々太っているのを見ても豊かさが分かる。 全60作品なので章がコンパクトに出来ています。 「水差しを持つ女」は風俗画の章ですね。 黄金時代の一端を覗き見たような観後感でした。
*主催者サイト、http://www.tbs.co.jp/vermeer2016/