■アントニオ・ロペス

BUNKAMURAザ・ミユージアム、2013.4.27-6.16
場内に入り「ギリシアの頭像と青いドレス」をみてギクリ、「花嫁と花婿」をみてムムム、「夕食」をみてサスガ、・・脳みそが痒くなりました。 絵画を前にして脳が痒くなる時は良い作品と決まっています。
特に「夕食」は異様さがあります。 テーブルの広さと皿が不均衡です。 なんとよーくみるとコラージュです。 ロペス自身の異様さも気に入りました。 しかし「グラン・ビア」などは別にして風景画や室内画は少し裏切られました。
そして彫刻で再び脳みそが痒くなりました。 「男と女」「横たわる男」などは過去に見たようで見ていない、未来で見るようで見られないような人体です。 これこそ<普遍>です。 一つの作品に数十年をかける彼の考えがわかったようでわかりませんでした。