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■ウェルカム・トゥ・ダリ Daliland

■監督:メアリー・ハロン,出演:ベン・キングズレー,バルバラ・スコバ,クリストファー・ブライニー他 ■配信(米仏英,2022年作) ■ドキュメンタリーではなくドラマ映画だった。 主人公は画商の若者でサルバドール・ダリが命名した聖セバスティアン。 彼はダリの元で仕事をすることになる。 時代は1974年から1985年の間を描いているようです。 ・・ダリに「生活難」「ガラとの仲違い」「肉体の衰え」が迫る。 「バカ騒ぎ」を催してもダリは寂しい! 彼はガラと出会った時代を回想する・・。 聖セバスティアンはダリとガラのマスコットのような存在でしょう。 芸術家ダリとしてではなく日常の彼を事実とし描いているようです。 ダリの真面目さもみえる。 映画としては並みです。 イタリア系のF・フェリーニが撮ったらどうなるだろうと考えながら観てしまった。 *映画com、 https://eiga.com/movie/99193/ *「ブログ検索🔍」に入れる語句は、サルバドール・ダリ ・・ 検索結果は3作品 .

■高田賢三、夢をかける ■となりの不可思議 ■田口薫

■東京オペラシティアートギャラリー,2024.7.6-9.16 *以下の□3展を観る. □高田賢三,夢をかける ■作家:高田賢三 ■高田賢三の服は気軽に手に取れそう、着たことは無いが。 それは「木綿の詩人」と「フォークロア」が緩やかに結びついているからです。 どこか懐かしさがある。 そこに「衣服から身体の解放」をテーマにして古さを新しくした。 これが高田賢三のイメージです。 しかし21世紀も四半世紀を過ぎるとやはり歴史に組み込まれていきますね。 それでもファッションは人間身体が変わらない限り、古さも新しさも更新されていく。 今も高田賢三は古くて新しい。 *美術館、 https://www.operacity.jp/ag/exh276/ □となりの不思議,収蔵品展080寺田コレクションより ■作家:相笠昌義,長谷川健司,加藤清美ほか ■いつもの収蔵品展とは違います。 作家数を減らして一人当たりの点数を多くしている。 このため作家により近づくことができた。 落田洋子、川口起美雄はじっくり観ました。 河内良介の鉛筆画もです。 落ち着いて観ることができるのは10人前後ですか。 *美術館、 https://www.operacity.jp/ag/exh/detail.php?id=302 □田口薫 ■作家:田口薫 ■木製パネルに絵具を塗っているが近づいてみるとなんと彫もある。 コクがある大地の色と影はキリスト教を受け入れるのが容易です。 抽象画ですが物語が見えます。 *美術館、 https://www.operacity.jp/ag/exh/detail.php?id=303

■TRIO、パリ・東京・大阪のモダンアートコレクション

■作家:長谷川利行,松本俊介藤島武二,R・デュフィ,P・ボナール,M・ブランシャールほか ■東京国立近代美術館、2024.5.21-8.25 ■「鏡台の前の裸婦」(R・ドローネー)が迎えてくれる。 安井曾太郎と佐伯祐三に挟まれるとパリらしいほんわかした自由が一層感じられる。 パリ市立近代美術館蔵の作品が会場を華やかにしていました。 小出楢重、藤田嗣治などパリ派の支援もある。 前半は東京と大阪の違いがはっきりしていたが後半は混ざり合ってしまった。 これはしょうがないでしょう。 思っていた以上に気に入った作品が多い。 日本とフランスの有名画家が満遍なく出揃っていたからです。 映像作品もあったが絵画・彫刻と同じ部屋だと観る気が起きない。 映像の会場レイアウトは頂けない。 7つの章と多くの節で範囲を狭めてトリオで迫ってくるのは窮屈ですが、これに身を委ねてしまえば楽しく観ることができる展示会です。 *美術館、 https://www.momat.go.jp/exhibitions/558