■千葉正也個展  ■難波田龍起、初期の抽象  ■小瀬真由子展

■東京オペラシティアートギャラリー,2021.1.16-3.21
□千葉正也個展
■千葉正也の作品を目の前にすると以前に観たことを思い出させてくれる。 忘れられない作家の一人ですね。 暖かで柔らかそうなモノに溢れた静物画です、がどこかシュール感が漂っている。 土色が前世からの流れを意識させる。 それが剥き出しになったカンバスに納まり、周囲にはモノたちが置いてある・・!?
モノは一種の異化効果を狙っているようです。 非日常の絵画の周りに現実を取り込む。 生きた亀が動き回っているのを見ると現実に戻されます。 絵画自身が日常的非日常を表現しているので周囲にモノを置くと再び現実に戻ってしまう。 不思議な展示空間が現実で迷っているようです。 やはり<納まらないカンバス>迄でしょう。
□難波田龍起,初期の抽象
■1950年から70年頃の作品60点が展示されています。
□小瀬真由子展
■夢で見たような物語りの一場面が描かれている。 版画のようにもみえる。 名も無い物語を描くのは度胸があります。