■米田知子-暗なきところで逢えれば-  ■写真作品のつくりかた  ■ネコライオン-岩合光昭写真展-

■東京写真美術館,2013.7.20-9.23
□米田知子-暗なきところで逢えば-
プラットフォームや道の写真・・。 入口でもらった作品リストをみてわかる。 伊藤博文暗殺現場であり、サイパン島玉砕場所である。 リストを見なければ背景がわからない。 「SCENE」はリストを見たが以降は見ないで会場をまわる。
映像作品「暗なきところで逢えば」はとてもいい。 緑色のオーロラ、公園に設置してある戦車、雪の道路。 そして鉄が響くような音楽。 作者は映像作家が合うと直感的におもった。 映像は説明書が不要だから。
作品リストは見ないで捨ててしまったので「SCENE」以外は記憶にない。
■写真のエステ-写真作品のつくりかた
アングル・焦点・光・暗室の構成要素ごとに展示されている。 半分以上はどこかで何回もみている作品である。 だから要素と作品の結びつきがよくわかる。
「写真のエステ」シリーズの中では直截的でわかりやすい。 というよりシリーズを欠かさずみているので力がついたのかな?
■ネコライオン-岩合光昭写真展-
ネコとライオンの横顔の写真が入口に飾ってあったがこれがすべてを言い表しているようだ。 どちらも穏やかな顔である。 他は習性や日常の行動を写している。 ネコとライオンは食べること・寝ること・遊ぶこと・生殖のこと以外は考えていないのではないか?
雌は子育てが追加される。 これらは他者とのコミュニケーションが必須である。 しかし地球環境をみればこれで十分である。 人間は羽目を外してしまった。