■ファッション イン ジャパン1945-2020、流行と社会

■国立新美術館,2021.6.9-9.6
■展示の流れは、1945-1950年に始まり、1960年代から10年刻みで2010年まで、そして未来へ。 時系列が緊張を減らし全体を観易くしています。
服は作るものから買うものへ、服に合わせるから合う服へ、銀座から渋谷へ、新品から中古へ、幾つもの流れが重なり共鳴しながら現代まで続いているのが分かる。
デザインとデザイナーを結び付けることができるのも展示会の面白さでしょう。 例えば数十年前の有名歌手が着ていた服のデザイナーの名前をいま知ることができ、そのデザイナーの立ち位置が分かり、その時代の流行が見えるという流れです。
今回はマネキンの数も半端でない。 映像も多い。 70年の量が詰まった会場です。 戦後日本ファッション史と言える展示会でしょう。 帰りに、ファッション辞典として使えそうだったので350頁のカタログを購入しました、ファっ!