■みんなのアムステルダム国立美術館へ

■監督:O・ホーヘンダイク
■ユーロスペース,2014.12.20-
■美術館改修工事のドキュメンタリーよ。 工事で発生する課題・問題を議論していくストーリーなの。 例えば自転車道で市民と対立、歴史あるアーチの工事ミス、室内色を巡って業者と重ねる折衝、大砲の陳列方法などなど。 そして自転車道問題が長引き、閉館4年の計画が10年に延びてしまったの。 よくぞここまで延ばした!!
この作品の一番の面白さは館職員たちの顔が見えること。 元館長や新館長、部長、学芸員、広報など一人ひとりが意見を述べ行動する姿を映し出しているからよ。
工事が完了した美術館をみて一職員が、「あれだけ苦労したのに努力の跡が見えない・・。 これをエレガンスと言う・・」。 うん。 努力の跡が見えるような結果を出すなんてプロとは言えないもんネ。
*作品サイト、http://amsmuseum.jp/